毎日新聞 2013年07月24日 大阪朝刊
http://megalodon.jp/2013-0731-0957-46/mainichi.jp/area/news/20130724ddn041040007000c.html
以下、抜粋(太字は管理人による)。
カネボウ化粧品の美白化粧品で、肌がまだらに白くなる「白斑」の症状が出ている問題で、消費者庁は23日、こうした症状を同社に訴えた人が、19日現在で6808人にのぼると発表した。このうち、白斑が3カ所以上にある▽大きさが5センチ以上ある▽顔に明らかに出ている−−などの重い症状を訴えた人は2250人だった。
同庁は、こうした症状が同社と関連2社の化粧品に含まれる「ロドデノール」という成分の作用によるとみて「現在症状が出ていなくても、使用を中止してほしい」と呼びかけている。
一方、カネボウの夏坂真澄社長は同日、東京都内で記者会見し「発症された全ての方におわびしたい。これだけの数になったことに驚いている」と陳謝した。また「(利用者の)病気だという思い込みがあった」と述べ、被害を把握した段階で対応に誤りがあったことを認めた。
「完治するまで責任を持って対応する」ことを基本方針として、訴えのあった利用者を訪問し、おわびと治療に関する相談を受けている。
同社は4日から、該当する54品目を自主回収しているが、約9万個が利用者の手元に残っているとみられる。