不快な低周波音防げ

日経産業新聞 20130725

 

「周波数が比較的低い「低周波音」による騒音の対策が進んでいる。正反対の波形を持つ音を発生させて打ち消したり、周波数を変えて気持ちいい音にしたりする技術の開発が相次ぐ。大手ゼネコンは工事現場に導入。大学は被災者が暮らす仮設住宅向けに普及を図る。低周波音で健康被害を訴えるケースもあり、生活環境の向上が急務となっている。」(ここまで引用)

 

記事要約(「 」は引用)
与布土ダム(兵庫県朝来市)近くの住宅地に、清水建設は低周波軽減装置を設置した。住宅地近くをトラックが近づくと、装置が稼働し、トラックから出た音とスピーカーが出した音が打ち消し合って10dBほど音圧が下がり、住宅には騒音が聞こえなくなる。

フジタは同様な原理で、耳には聞こえない超低周波音の対応を可能にし、屋内向け音騒音防止装置として実用化を目指す。低周波音は減衰しにくく、防音壁では防ぐことができない。防音施設や集音装置等が必要となり、そのコストを削減するために、また住民の住環境を守るために、鹿島や戸田建設等、ゼネコン各社が低周波音の対策技術に取り組む。


立命館大学の西浦敬信准教授は雑音を快音に変換する装置を開発した。仮設住宅では、隣人の声やいびきが不快となるが、この装置の導入により、被災者の不快感が減少した。西浦准教授は「実験は高周波音が対象だが、室外機などから出る低周波音にも対応できる。・・・快適な生活を追及したい」と語る。来年3月には実用化。

 

環境省によると、低周波音の苦情件数は10年前の約5倍に増えている。「・・・快適な生活環境を求める住民の意識は高まっており、対策を怠れば、メーカーにとって訴訟などを考えるリスクもある。今後、低周波音の防止技術開発は加速するだろう。」

 

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