http://megalodon.jp/2013-0911-0702-26/www3.nhk.or.jp/news/html/20130909/k10014384531000.html
症状が似ている一方で治療方法が異なるうつ病と統合失調症を、脳の画像データを使って判別する方法を、東京の国立精神神経医療研究センターのグループが開発した。
>うつ病と統合失調症は、いずれも医師が主に患者に症状を聞いて診断しているが、共通する症状も多く、誤った診断で治療を進めてしまうケースも少なくない。
>東京小平市にある国立精神神経医療研究センターのグループは、脳の28の領域に注目し、うつ病と統合失調症の患者で脳の画像データに現れる違いを詳しく調べた。
>その結果、28の領域のうち、視覚や聴覚に関わる部分と、視覚や聴覚の情報を伝える神経がある部分、それに恐怖などの感情に関わる部分の3か所で違いを比較すると、およそ80%の確率で2つの病気を判別出来ることが分かった。
>国立精神神経医療研究センターの功刀浩部長は「2つの病気は治療薬が異なるので、診断はとても重要だ。問診と組み合わせることで、より正確な診断につなげることができるので、実用化を急ぎたい」と話している。
注:低周波音による健康障害は「外因性疾患」